【鹿児島・薩摩川内】脱原発イベントのご案内

★ 川内原発再稼働抗議行動

  毎週金曜日 午後6時~7時
  JR川内駅前(九州電力川内営業所前でしていましたが、駅前に移動しました)
  





2012年6月7日木曜日

「原子力防災訓練」が行われます

8月11日(土)に「原子力防災訓練」をするとのうわさを聞いたその翌日、
「防災資料保管袋」がきました。

マグネット付で冷蔵庫にくっつけられます











中には「防災マップ」。

浸水予想や病院、避難場所などが記されています。

想定を信じるな!











もうひとつの地図は「津波ハザードマップ」。

これには5mピッチの標高で色分けがされています。

そして、川内原発の方向と2kmピッチの同心円も書いてあります。

これで、自分の家が原発から何キロかわかります。

自分の家をチェック! 想定内(>_<)















これらの地図は、「薩摩川内市ホームページ」の右上「防災情報」から見ることもできます。

この「薩摩川内市:防災ホームページ」トップページには、風向、風速も表示されています。


西風でも計画通り西に避難するのか?











※【おまけ】薩摩川内市の新迷所「津波看板」。

初めて見たときはビックリした











そして、「薩摩川内市原子力災害対策暫定計画策定のお知らせ」。

これは、これまで10km圏内だった避難区域を20km圏内に見直したもので、
国の方針が30kmになったらまた見直さなければならないということで、
「暫定計画」と呼ばれています。

これもインターネットで見ることができますが、
これはなぜか、先ほどの「防災情報」の中ではなく、
「薩摩川内市ホームページ」トップページの右側、
「暮らしの情報」の中の「暮らす」の中の「防災・防犯・安全・安心」をクリックした中の、
「安全・安心」をクリックした中の、
「薩摩川内市原子力災害対策暫定計画」 (2012年3月30日登録)の中にあります。

ちょっとわかりにくいです。


今回配布された「暫定計画」資料には地図がついています。

まずは避難ルート。

西に逃げてていいのか?












そして、避難先の地図。

私たちの避難先はけっこう海沿いのようです。

津波と原発事故が同時に来たら、ここは無理なのでは???

霧島のみなさんよろしくね











最後に「原子力防災のしおり」。

表紙の笑顔が意味不明です。

はりきっているようにも見えます。

ツッコミどころ満載














こちらは、県の作成なので、「鹿児島県ホームページ」から見ることができます。


 福島の原発事故を受けて、これまでより多少踏み込んだ記述にはなっていますが、
まだまだ事故の深刻さを正面から受け止めているとは思えない内容です。

以前読んだ本の中には、
「二度と自分の家に戻れないという覚悟で避難をしましょう」
と書いてありました。

その事実を私たちは目の当たりにしているのに、
自治体の原子力対策の担当者は、まだ見て見ぬふりをしているようです。


また、ヨウ素剤についての記述も1ページのみです。

「避難所等で配布」することになっています。

これでは、避難所に着く前に自家用車に乗ったまま渋滞に巻き込まれて被曝しそうです。

以前、「ヨウ素剤を50km圏内に配布」というニュースがありましたが、
薩摩川内市に問い合わせたところ、
「国でも審議中で、決定事項ではないので、市でも配布は考えていない」
との回答でした。

配布してもいいものなら、市が独自に配布を決定してもよさそうな気がします。
 
説明を追加














このような資料が配布されたということは、
8月11日には、20km圏内に住む人たちは避難訓練に参加することになるのでしょうか?

土曜日だし、夏休みだから、子どもたちは学校がお休みで家にいます。
おとなも、お盆前で、仕事が休みだったり、帰省している人もいるかもしれません。

地元の人たちをあまり巻き込まないで防災訓練をするにはピッタリの日程です。


しかし、いくら立派な「原子力防災計画」を立てても、「原子力防災訓練」を行っても、
私たちは安心できないと思うのです。

なぜなら、福島の原発事故で私たちが思い知らされたのは、
「原発は事故を起こす」 ということより(これは前からわかっていた)、
「事故は隠される」「避難はさせてもらえない」という事実だからです。

2012年5月9日水曜日

薩摩川内市の「ちだ原人&NUTSレゲエライブ」ご報告

前回お知らせした「ちだ原人&NUTSレゲエライブin永照寺」の動画がUPされました。



このライブの話を持ってきた方もライブを主催をした方も
『ミツバチの羽音と地球の回転』川内上映会にとってもご縁が深い人たち。

・・・ということで、このミツバチ実行委員会にとっても
とても重要なイベントだったのでした。

ミツバチ上映会をしたのは1年以上前になるけど、
その頃の薩摩川内市は川内原発3号機増設まっしぐらでした。



あれからいろいろあって、
今では3号機どころか1、2号機も止まっていて
いつ動かせるかわからない状態。

それもこれも、地震、津波、東電の原発事故があったから。

なんだか複雑な気持ちです。


ライブの中でちだ原人も言っていたけど、
「何万人もの犠牲があったから」
ちだ原人とNUTS、そして私たちは出会うことになった。

福島の犠牲がなかったら、
私たちは3号機の着工をただただ眺める毎日だったのか。


今回のイベントは、川内原発から20km圏を少し外れたところでありました。
合併して薩摩川内市になった樋脇町のお寺。

ちだ原人は原発の話をたくさんしてくれました。
津波や避難所の話もたくさん。

彼が原発の話をするってことは分かっていました。
分かっていて地元の商店街のみなさんは協力してくださいました。

受付に白かっぽう着のおばちゃんたち















DJに生ビール
















準備のために早目に到着したらすぐにお弁当が出てきました。

経木に包まれたおにぎりとたくわんとつけあげ

















私もお願いして、少しだけ原発や産廃に関する展示をさせていただきました。

川内訴訟チラシや佐賀集会チラシ、脱原発団扇などなど・・・
















あいにくの雨だったけど、ライブは大成功。

子どももおとなもみんな一緒に踊って、
初めはお葬式か法事のようだった境内が、
最後はお祭りのようでした。

いつの間にか知らないおじさんと踊っていた子どもたち


ちだ原人&NUTS、また来てくれるかな~









2012年4月18日水曜日

ちだ原人&NUTS レゲエライブ IN 永照寺

新緑がまぶしい薩摩川内市から、お寺でレゲエライブのお知らせです。


日 時   2012年4月29日(日) 18:00~20:00

場 所  永照寺 鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野 

連絡先  0996-38-0006

チケット  大人 1000円  中学生以下 無料
























チラシにも書いてありますが、ちだ原人さんは津波の被害にあった被災者でもあるのだそうです。

 宮城県の多賀城文化センターで避難生活を送るちだ原人さんの動画もあります。
津波にのみ込まれそうになったときの説明も現場でしてくださっています。




そして、多賀城文化センターでの避難所ライブ!









こちらが「ちだ原人NUTSのブログ」 → http://ameblo.jp/chidadanuts/


「九州初上陸★ちだ原人&NUTS★よかよかツアー」の予定は以下の通り。

4月25日(水)18:00から
場所:『旧さえきや』熊本県阿蘇郡高森町上色見1-6-7
 

 4月28日 (土)19時半頃から
『凛や』熊本県熊本市水前寺5-19-7
 

 4月29日(日)18:00から
場所:『永照寺』鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野2549


4月30日(祝)20時頃から
場所:「BEARS CAFE」熊本県人吉市大工町46-1 


























私も「3.11さよなら原発!かごしまパレード」のはがきや
「脱原発団扇」の販売などしたいと思います。
















 
永照寺はこちらです。
みなさまお気をつけてお越しくださいませ~。























永照寺↓ お寺でレゲエ。どんなライブになるのか楽しみです。

2012年4月13日金曜日

4月の「川内つゆくさ会」で川内原発や産廃のお話いろいろ

昨日はつゆくさ会の日でした。
午後から集まって、お茶飲みしながら、
原発についての情報交換やお勉強。




薩摩川内市のもう一つの迷惑施設「エコパーク(産廃)」の
反対運動に関わっている方もふたり参加で、産廃に関わる裏話もいっぱい聞けました。

※産廃の問題について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
「冠嶽の霊山性を守る会公式サイト」 → http://kanmuridake.org/site/

朝6:30頃から、子どもたちが通学する道を、大型ダンプが何台も通ること(これは協定違反!)。

各自治会に配られた支援金という3750万円の怪しい使いみち。
(これは県の公社が行っている工事だし、支援金の元は私たちの税金なので、
薩摩川内市民や関係自治会だけの問題ではなく、鹿児島県民全体の問題なのです)

そして、住民が賛成派と反対派に分かれて対立してしまっていること・・・
(ここのところが悲しい)。



「瓦礫」の件でもいろいろ意見が出ました。
薩摩川内市議会は、先日全会一致で被災地の瓦礫受け入れの決議をしたばかりです。
いつも原発に反対してくださっている議員さんがいるのになぜ??
という意見も多数。

(鹿児島県議会も全会一致で賛成だったのです
原発や産廃に反対している議員さんたちもいるのに・・・)

まあ、よく訊けば、「突然のことだったので、
簡単に受け入れないような意見書をつけるという条件で、
がれき受け入れの決議には賛成したのだ」という政治的な取引があったということでしたが・・・、
私たちは「やっぱり反対してほしい」という意見が多数。
受け入れムード助長につながりますしね。

国や県の「大丈夫」に、さんざん騙されて来た薩摩川内市民だから、
余計、敏感になってほしいところでもあります。




その他で気になったお話しは、
「国では50km圏内にヨウ素剤を配布することを決めたけど、
薩摩川内市では配らないことになった」ということ。
先日の「原発特別委員会」 でお話があったということです。

2012/2/24 朝日新聞

いつもらえるのかな~と待ってたのに~。

2012/1 原子力広報薩摩川内
広報に、ヨウ素剤が置いてある場所書いておしまい~?

「これは市役所に電話して、ちゃんと配布してもらわなくては!」
ということになったのでした。



委員会の中では、20km圏内の住民の避難先も決まっているというお話があったとか。
知らなかったな~。
「うちは垂水だけど、伊佐市の方が逃げやすいのに伊佐市は避難先になってないのよね~」
「うちは鹿児島市になってたよ」
「でもなんで原発に一番近い寄田が樋脇なんだろうね~。
近すぎるよね」
そういう話になっているんですね。
でも、私はどこに避難すればいいんだろう??
よくわからないので、これも「市役所に電話をして訊こう!」ということになりました。




4月4日に行われた「サクラの花びら調査」の報告もありました。
今年の異常化率は、「川内原発ゲート」前が17.75%、
3月に閉校になった「滄浪小学校」が3.22%、
いちき串木野市の「さのさ荘」前が5.22%ということでした。
川内原発ゲート前高いです。
毎日お仕事している人、展示館の案内をしているお姉さんたち、大丈夫でしょうか?


その他にもイベントの報告やお知らせ、
4月7日に東京で行われた「脱原発をめざす女たちの会」の集会に参加した人の報告、
次回の「脱原発講座」のご案内、などなど・・・
(これからのイベント案内はこのブログの上の方に書いてあります)。


秋には、薩摩川内市の市長や市議会議員を決める大切な選挙もあります。
時代遅れで危険な原発に頼らないまちづくりのできる
頼もしいリーダーを選ぶべく、立候補者へのアンケートや
がんばってくれそうな議員さんへの応援をしていきたいと思います。


※AKOちゃん続報

 3月11日に「3.11さよなら原発!かごしまパレード」に参加するために、
鹿児島に来てくれたAKOちゃん。
現在は、「命の行進2012」に参加して、元気よく岩手県あたりを歩いているそう・・・。
この次、鹿児島ででまたAKOちゃんに会えるのは、
「命の行進」のみなさんと鹿児島にやってくる7月の予定なのだそうです。

2012年3月17日土曜日

3.11 さよなら原発!かごしまパレード

3月11日は「3.11さよなら原発!かごしまパレード」に行ってきました。
私は、薩摩川内市から4人で車に乗り合わせての参加でした。
これまではいつも子どもたちを連れて行っていましたが、
今回は初めて、友人たちとワイワイ言いながら会場に駆けつけました。

その中の一人はAKOちゃん。
AKOちゃんは、再処理工場のある青森県六ケ所村と
上関原発建設予定の山口県をママチャリで行ったり来たりしながら、
原発を止めるために19年間旅を続けているという旅人さん。
ご縁があって、この日は鹿児島の仲間たちに会いに来てくれました。

川内でお話会をしたときの様子をupしてあるのでご紹介。





 「さよなら原発~」の会場、鹿児島中央駅前の太陽の広場でもさっそく紙芝居・・・。


どこかの子どもがいつの間にかお手伝い(ありがとね)
















私たちも、店開き・・・。


木造テント(伝統工法で組み立て式なのだ!)
















ロケットストーブも大人気。



ほうじ茶わいてます




















お隣は「原発なくそう!九州川内訴訟」の弁護士さんたちのテントでした。


原告募集の紙がどっさり




















デモ初参加という人もたくさんいました。


手作りスイーツ持参でなごむ伝統工法テント内
















ママたちもがんばってます。
お抹茶と和スイーツをごちそうになってついつい話しこんでしまう。


Reばーす霧島チーム
















お店も、歌う人も、挨拶する人も、
今までの原発の集会では見たことのない人がたくさん。
(スゴイ!!)



「こどもデモ」 こどももすっごく怒っているぞ!


















なんと歌までできている。





集会の後はパレード。

自転車発電の人や・・・、


一見、自転車発電で車が動いているように見える!
が、そうではなく、音楽を鳴らしているのだ

















トラクターに乗る人や・・・、 


有機農業の人かな?
















ヤギの親子。


写真の腕がイマイチでよくわからないけど、ヤギ。

AKOちゃんも。



車道を走る車にアピール















横断歩道を渡る人にもアピール
















みんな何かを考えながら、
鹿児島の街を歩きました。

福島のこと。
東北のこと。
川内のこと。
世界のこと。

福島のことがなかったら、
川内原発はどうなっていただろう。
3号機の計画は順調に進み、
着工間近だっただろうか?

どうして川内ではなく福島だったんだろう?

福島で起きていることは、
近い未来、自分たちに起きることなのだろうか?

二度と同じようなことを起こさないために、
今の犠牲があるのだろうか?

だとしたら、今すべきことは何なんだろうか?

これから私たちの未来はどうなるのだろう?

悲劇的な未来を、自分たちの力で変えることができるのだろうか?


すごい風と火山灰だった
















子どもたちのためにも変えなくっちゃね。


※ 実行委員のみなさん御苦労さま。ありがとうございました。

2012年2月24日金曜日

3月11日

2012年、3月11日は「さよなら原発!鹿児島パレード」があります。

























「3・11さよなら原発!かごしまパレード

日 時  2012年3月11日(日) 10:00~17:00

場 所  鹿児島中央駅東口駅前広場

2012年3月11日。あの震災から1年。福島第1原発の事故から1年。
原発事故の収束は未だ見えず、多くの方が避難を余儀なくされています。
そして、私たちが暮らす鹿児島にも、川内原発があります。
私たちは、これからも原発と共に生きるべきなのでしょうか。
放射能を残す社会よりも、自然なエネルギーを選び、資源を大切にする暮らしを考えたい。
子どもたちの未来のために、鹿児島から歩き出しましょう。

太陽の広場 10:00~13:00 (震災支援チャリティーマーケット、NO NUKESライブ)
※マーケットの収益は被災地に寄付されます。

さよなら原発集会 13:00~14:00

NO NUKESパレード!! 14:00~17:00 (コース:鹿児島中央駅~天文館を往復)

主 催  さよなら原発! 3.11鹿児島集会実行委員会

共同代表  橋爪健郎、荒川譲、井上従昭、井上森雄、川原ひろみ、税所孝樹、鳥原良子、野呂正和、橋口孝久

連絡先 実行委員会事務局 TEL099-248-5455 FAX099-248-5457  info@nanpou.com 」



公式ブログはこちらです→http://goodbyeparade0311.blog.fc2.com/


このイベントは鹿児島市の中心、鹿児島中央駅の駅前広場であります。
 


Aのところが鹿児島中央駅

















でも、川内原発があるのは、中央駅から車で1時間半のところにある薩摩川内市です。


ピンク色のところが薩摩川内市



















この日、薩摩川内市では「第11回 川内川河口マラソン・ウォーキング」が開催されます。

「心も体もリフレッシュ!!
早春の川内川をステージに走ったり、歩いたり、自分のペースに
合わせて健康・体力づくりをしませんか?

【会場】
開閉会式:川内文化ホール駐車場
コース:川内川堤防ほか

【種目】
■マラソン
河口一周(23.6km) 一般
10kmコース
高校生以上

■ウォーキング
10kmコース 中学生以上
5kmコース 小学生以上」


サイトはこちら(観光協会)→ http://p.tl/0ULD 

 こちらも(きゃんぱく)→ http://canpak.jp/events/9742.html


川内川河口といえば川内原発のすぐそばです。



Aのところが川内原発



 












毎年この時期に「川内川河口マラソン・ウォーキング」が行われていますが、
今年も例年どおり開催されるようです。


2012年1月27日金曜日

原発は地域振興に役立つと思いますか?

今日は川内原発に関係のある雑誌の記事のご紹介です。

『日刊SPA!』の2012年1月7日の記事です。http://nikkan-spa.jp/106060

これを呼んでみなさんはどう思われますか?

川内原発3号機の増設賛成陳情の中身はほとんどが地域振興でした。
 

増設陳情を出した方は、これを読んでもまだ原発は地域振興に役立つと思いますか?

 

◆移住予定がキャンセルに!原発は今や地域振興のお荷物となっている

「原発があるということで、移住予定の人たちにキャンセルされてしまいました」

こう語るのは、鹿児島県薩摩川内市峰山地区コミュニティ協議会会長の徳田勝章氏。
同地区は、「あしたのまち・くらしづくり活動賞」で内閣総理大臣賞を受賞するなど、
のメッカとして知られる。

「荒れ果てた山を観光農園として再生させた柳山アグリランドは、
年3万人以上が訪れる地域の名所になりました。
農業や地域振興の研修者も年3000人、移住を希望する方も増えてきています」


川内原発
原子力発電所展示館より川内原発を臨む。
左から1号機、2号機。
柳山アグリランドを下りた目の前にある。


しかし3.11以後、事態は急転した。柳山アグリランドの麓に川内原発が建っていたためだ。

「3.11後、福島第一原発のような事故が川内にも起こるかもしれないという危機感が
住民の中に高まってきました。
そこで、1・2号機の安全対策と、3号機の計画中止を川内市長に求めました」

しかし「国の対応を待って考える」という市長の回答に徳田氏は失望したという。

「地元自治体も積極的に動いて、国が動かないのならその尻を叩いて動かすべきですよ」

徳田氏は元九州電力の社員で、原発の立地を担当してきた。

「九電に入社して30年以上、一貫して『立地屋』を務めてきました。
原子力発電所を設置するため、『チェルノブイリのような事故は日本では絶対に起こらな い』
と原発の安全性を説得してきました。
玄海原発の3・4号機、川内原発の1・2号機の立地にも関わりました。
最後の仕事は川内原発3号機の増設について でした」


峰山地区
峰山地区、川内原発から10km圏内にある県道沿いに建てられた看板。
一本の道を隔てて原発推進派と反対派が対峙している。

97年に峰山地区に移り住んだ後、原発はそれほど地域振興に役立たないのではないか
と思うようになったと徳田氏は語る。

「徳田は九電で立地対策をしていたのに、今なぜ再稼働に反対してるのかと言われます。
私は、コミュニティ協議会という住民組織の代表として、
住民の利益・ 安全を守ることを第一に考えているんです。
それは福島原発の事故以前と一貫して変わりません。
そもそも、峰山地区への原発の恩恵は直接的にはありません。
例えば、九電の社宅は川内市の街中にあり、原発のそばにはない。
補助金も川内市に入るだけで、峰山地区に還元されることはありません。

川内原発立地の補償金として漁協には62億円が支払われていますが、
峰山など陸部のコミュニティには1円も落ちていません。
私たちは、新設される南九州道 高江インターに、地産品の販売をする『道の駅』やレストラン、
児童・高齢者福祉施設などをあわせた複合商業生活施設を作りたいと思っています。
雇用力のあ る再生可能エネルギーの研究施設なども誘致したい。
しかし、九電はそういうことには見向きもしません」


【徳田勝章氏】
徳田勝章
55年、九州電力に入社。
本社広報課長、川内原子力発電所次長、後に社長直轄の嘱託として、
一貫して原発立地対策に務める。
97年に峰山地区に戻り、05年から峰山地区コミュニティ協議会会長を務める。