【鹿児島・薩摩川内】脱原発イベントのご案内

★ 川内原発再稼働抗議行動

  毎週金曜日 午後6時~7時
  JR川内駅前(九州電力川内営業所前でしていましたが、駅前に移動しました)
  





2013年8月4日日曜日

かごしま「風船とばそう」プロジェクト!で、たくさんの人が久見崎海岸に集まりました!

2013年7月28日(日)、

「川内原発3号機」増設予定地(現在凍結中)の

久見崎海岸にたくさんの人が集まりました。






【かごしま「風船とばそう」プロジェクト!】というイベントが開かれ、

川内原発で事故が起きた場合の放射能の拡散状況を「見える化」するために、

久見崎海岸からたくさんの風船を飛ばしたのでした。


久見崎海岸といえば、3.11の原発事故が起きる直前に、

お客様をご案内したり、海岸清掃をしたりした場所です。

「2月9日、今日の海水温度は20.5度でした(1)」

「2月9日、今日の海水温度は20.5度でした(2)」

「久見崎海岸のお掃除をしてきました」


こんなにたくさんの人と集まれる日が来るなんて思っていませんでした。


お掃除をしたころは、3号機増設に向けて、

ボーリング調査などがどんどん行われていたころでしたから。


計画では、2013年着工となっていましたから、

あの事故がなければ、もう埋立ては始まっていたことでしょう。


「市民メディアみやざきCMM」さんが、

動画をとってくださっていたので、

ウミガメボランティアの中野さんが、

風船を飛ばす前に、久見崎海岸の説明を

してくださっている場面を文字起こししてみました。



司会:普段どのように中野さんがパトロールされているのかを
ちょっとお話しいただいて、実際の海岸を見たいと思います。

















中野:こんにちは。お疲れ様です。
私はウミガメ監視員をしていまして、毎朝5時か6時頃に
ここに来てですね、北から南、原発の下まで行くんですけど、
ウミガメの産卵状況を確認して、産卵したときは、
ここではなく南側の寄田海岸って南側にあるんですけど、
そちらの方に行って移設するもんですから。

今ですねちょっと5月6月の梅雨でですね、
川内川から来た漂着物が多いもんですから、
漂着物も今海中を浮いております。
見てもらえば分かるんですがものすごい量の漂着物です。

 












それからですね、流木もものすごくたくさんありましてですね、
カメが上がれそうなところはありません。
今から行くんですけれども、またそのときに説明します。


~海岸に上がった漂着物~


今波打ち際にあるこの流木ですけど、これは5月の頃はなくてですね、
6月の梅雨のときに川内川からずーっと流れてきたものです。
堤防の方から200から300(メートル)はもうウミガメも上がりません。
で、300から500メートルの岩があるところまではなんとか上がれます。
で、今その300から500メートルのところにウミガメが4頭上がってます。

それから、あそこに杭をしてるんですけど、あそこがちょうど380メートル。
で、ここが埋立てをしないところです。
それからあちらは3号機増設で埋め立てをするところです。















それでですね台風がくればここはぜーんぶ
今の足元からそっちは持って行かれます。
もう、海になります。
なんでかというと右側にある川内川が増水すると、
こちら側も増水して、ここを全部持っていくんです。


鹿大:鹿児島大学のウミガメ研究会が
あちらこちらにいるんで、手をあげてください。
周りを囲んで歩いてるんで、
わからないことがあったら聞いてください。
産卵してるんで、そこの説明とかもできるんで
いっしょに歩いていきましょう。


中野:ウミガメの上陸をしたところです。
産卵はしてません。
というのが、この砂の下はほとんど流木で、
あきらめてまた帰ったようです。

ここがですね、6月19日の日に産卵をして120個です。
川内川の堤防からここまでだいたい300メートルあります。

ここは波が来るもんですから、それから台風なんかがくれば
浸食されるもんですから、右側の原電のあっち側の
寄田海岸ってあるんですけど、そちらの方に孵化場がありまして、
そちらの方に移設してあります。
ほとんどここの卵は全部寄田海岸の方に移設してあります。

参加者:卵だけ?

中野:ええ、はいそうです。
卵をですね、掘って移設するんです。
120個全部。

そちらの方に黒いポールが立っているんですけど、
そこは原発3号増設で埋立てをするところです。
ここから南側が埋立てをするところで、こっちが残るところです。
それからですね。埋立てをするところから南が、
だいたいウミガメが4か所、1、2、3、4、産卵をしているんです。
いちばん多いところでは15か所産卵をしました。
3年か2年前です。
















井上:私、薩摩川内市の市議会議員の井上勝博と申しますが、
今は、凍結されておりますけれども、
3.11の福島の事故が起こる前にですね、
3号機増設の計画があったわけです。
この3号機をですね、あの小高い丘のですね向こう側に
作るということでボーリング調査の跡もあります。
で、先ほど中野さんが説明をされましたように、
その関連で、ここの海岸を埋め立てるということで、
ウミガメの産卵地も埋め立ててしまう
という計画だったわけです。
で、3号機の増設計画が進んでいる間は、
九州電力はここの流木などは掃除をしていたみたいですが、
その凍結ということになった途端、
何もしなくなったということです(笑)。

それでは引き上げたいと思います。(文字起こしここまで)




ちなみに、中野さんの話の中に出てくる

「いちばん多いところでは15か所産卵をしました。
3年か2年前です。」


というのは、2010年のこのデータのことだと思います。
 久見崎海岸  3261個(25頭)  孵化1823匹

出典は、中野さんの記録です


久見崎海岸で25頭産卵したうちの

15頭が、埋立て予定地に産卵をしていました。

詳しくはこちら→ 
2011年・川内原発周辺のまとめ(ウミガメ編)








































この年にこんなに産卵したのは、

3号機増設のために、九電がせっせせっせと

流木を片づけていたからですかー!!


もうひとつ新しい発見!

以前のブログに、「久見崎海岸で泳げないのは

サメがいるから=温排水の影響」

って書いたのですが、

久見崎海岸の「浜の茶屋」さんにお聞きしたところ

「河口なので流れが速く危険だから」

ということでした。

そう言われればそうかも・・・(納得)。


河口近くの海は栄養豊富なので、

稚魚も多く、釣りに最適のポイントなのかも知れません。

釣り客が多いというのも納得。


海岸で泳げなくて、魚が集まってくるというのは、

温排水の影響だけというわけでもないのかな~と思いました。


川内川とその河口は、

自然の恵みがいっぱいの豊かな地なのです。









2013年6月23日日曜日

2012年 薩摩川内市長選が終わって・・・

久しぶりの投稿になります。
ごぶさたしてすみませんでした。

前回の投稿が薩摩川内市長選前だったので、
選挙結果にガックリして投稿できなくなってしまったのかと
心配をされた方もいらっしゃったかもしれません。
ご心配をおかけしてすみませんでした。

でも、少しは当たっているかもしれません。

「当選後、どれくらいたってから再稼働といいだすのかな?」
と思っていたら、翌日には言っていましたから・・・。

周りの人たちも
「岩切市長は選挙中から再稼働と言っていた」と言うのですが、
選挙公報やパンフレットを見た限りではそんなこと言ってないんだけど・・・、
とキツネにつままれたような気分のまま現在に至っています。

とりあえず、選挙公報を記録として載せておきます。


「再稼働」なんて言ってますか?

むしろ「次世代エネルギー」と言って、
原発やめて次のエネルギーに期待してるっぽく受け取れませんか?

再稼働への動きの細かいニュースをあげればきりがないのですが、
川内原発は、再稼働の最有力候補のひとつのようです。


「反対運動の弱いところを狙ってくる」
と言う人もいますが、仕方のないことでしょう。
もともとの人口が少ない上に、福島原発からも遠く離れていて、
原発事故の被害が自分のこととして受け止められていない人が多数ですから。

しかし、薩摩川内市民は福島市や飯舘村を見ていてはいけません。
薩摩川内市は双葉町や大熊町なのです。
チェルノブイリでいうと、プリピャチという原発作業員が住んでいた町なのです。

偏西風のことも考えなければなりません。
あっという間に原発からの風は川内川を上ってくるでしょう。
市役所も新幹線も3号線も
岩切市長の家もなにもかもが
放射能の雲に包まれてしまうことでしょう。

「有効な原子力防災は存在しない」
「もしあるとしたら、原発を止めることだけ」

東電の原発事故でこのことが証明されたのではないですか?

岩切市長は、どうやって私たちを守るつもりなのでしょうか?