【鹿児島・薩摩川内】脱原発イベントのご案内

★ 川内原発再稼働抗議行動

  毎週金曜日 午後6時~7時
  JR川内駅前(九州電力川内営業所前でしていましたが、駅前に移動しました)
  





2012年6月20日水曜日

上映会『内部被ばくを生き抜く』& 鎌仲ひとみ監督のトーク

『ミツバチの羽音と地球の回転』を作成した
鎌仲ひとみ監督の最新作『内部被ばくを生き抜く』の上映会のお知らせです。

まずは予告編を・・・。




『ミツバチの羽音と地球の回転』の上映会を薩摩川内市で行ったのは2010年12月11日でした。

川内原発3号機の増設の許可を薩摩川内市長、鹿児島県知事が出した後でした。

もう何も打つ手はないのか・・・、
今さら上映会をしても・・・、
そんな声も聞こえる中での上映会でした。

あれから1年半、世界は大きく変わりました。

震災と原発事故。

払った犠牲が大きすぎてどれくらいなのか分かりません。

でも、その影響で、
川内原発は2基とも止まっていて、
3号機増設の話も止まってしまいました。

今は原発を動かさない闘いです。

他の地域では、
テントを張って監視している人たちもいます。

デモやパレードをしている人たちもいます。

私たちは選挙で闘っています。

脱原発の候補者を応援する闘いです。
支援を呼びかけて、輪を広げる闘いなのでとっても楽しいです。

そんな鹿児島に全国から支援の声が届いています。

鎌仲ひとみ監督も来てくださいます。

楽しい闘いに参加しませんか?
一緒に広げていきましょう。

日  時  2012年74日(水) 18時~20時20分 
場  所  薩摩川内市まごころ文学館
(鹿児島県薩摩川内市中郷町2丁目2号6番 ☎ 0996-25-5580)
チケット   500
主  催  まちづくり実行委員会
問合せ   akko.moly★gmail.gom (★を@にかえてください)

2012年6月7日木曜日

「原子力防災訓練」が行われます

8月11日(土)に「原子力防災訓練」をするとのうわさを聞いたその翌日、
「防災資料保管袋」がきました。

マグネット付で冷蔵庫にくっつけられます











中には「防災マップ」。

浸水予想や病院、避難場所などが記されています。

想定を信じるな!











もうひとつの地図は「津波ハザードマップ」。

これには5mピッチの標高で色分けがされています。

そして、川内原発の方向と2kmピッチの同心円も書いてあります。

これで、自分の家が原発から何キロかわかります。

自分の家をチェック! 想定内(>_<)















これらの地図は、「薩摩川内市ホームページ」の右上「防災情報」から見ることもできます。

この「薩摩川内市:防災ホームページ」トップページには、風向、風速も表示されています。


西風でも計画通り西に避難するのか?











※【おまけ】薩摩川内市の新迷所「津波看板」

初めて見たときはビックリした











そして、「薩摩川内市原子力災害対策暫定計画策定のお知らせ」。

これは、これまで10km圏内だった避難区域を20km圏内に見直したもので、
国の方針が30kmになったらまた見直さなければならないということで、
「暫定計画」と呼ばれています。

これもインターネットで見ることができますが、
これはなぜか、先ほどの「防災情報」の中ではなく、
「薩摩川内市ホームページ」トップページの右側、
「暮らしの情報」の中の「暮らす」の中の「防災・防犯・安全・安心」をクリックした中の、
「安全・安心」をクリックした中の、
「薩摩川内市原子力災害対策暫定計画」 (2012年3月30日登録)の中にあります。

ちょっとわかりにくいです。


今回配布された「暫定計画」資料には地図がついています。

まずは避難ルート。

西に逃げてていいのか?












そして、避難先の地図。

私たちの避難先はけっこう海沿いのようです。

津波と原発事故が同時に来たら、ここは無理なのでは???

霧島のみなさんよろしくね











最後に「原子力防災のしおり」

表紙の笑顔が意味不明です。

はりきっているようにも見えます。

ツッコミどころ満載














こちらは、県の作成なので、「鹿児島県ホームページ」から見ることができます。


 福島の原発事故を受けて、これまでより多少踏み込んだ記述にはなっていますが、
まだまだ事故の深刻さを正面から受け止めているとは思えない内容です。

以前読んだ本の中には、
「二度と自分の家に戻れないという覚悟で避難をしましょう」
と書いてありました。

その事実を私たちは目の当たりにしているのに、
自治体の原子力対策の担当者は、まだ見て見ぬふりをしているようです。


また、ヨウ素剤についての記述も1ページのみです。

「避難所等で配布」することになっています。

これでは、避難所に着く前に自家用車に乗ったまま渋滞に巻き込まれて被曝しそうです。

以前、「ヨウ素剤を50km圏内に配布」というニュースがありましたが、
薩摩川内市に問い合わせたところ、
「国でも審議中で、決定事項ではないので、市でも配布は考えていない」
との回答でした。

配布してもいいものなら、市が独自に配布を決定してもよさそうな気がします。
 
説明を追加














このような資料が配布されたということは、
8月11日には、20km圏内に住む人たちは避難訓練に参加することになるのでしょうか?

土曜日だし、夏休みだから、子どもたちは学校がお休みで家にいます。
おとなも、お盆前で、仕事が休みだったり、帰省している人もいるかもしれません。

地元の人たちをあまり巻き込まないで防災訓練をするにはピッタリの日程です。


しかし、いくら立派な「原子力防災計画」を立てても、「原子力防災訓練」を行っても、
私たちは安心できないと思うのです。

なぜなら、福島の原発事故で私たちが思い知らされたのは、
「原発は事故を起こす」 ということより(これは前からわかっていた)、
「事故は隠される」「避難はさせてもらえない」という事実だからです。