「九州最大の海岸清掃」ということで、
私たち川内チームも
久見崎海岸のお掃除をしてきました。
(場所などの詳細はこちら→九州最大の海岸清掃in川内)
「清掃前の状態を撮影せよ」という指令が出ていたので、
早めに現地入り。
風が強くて吹き飛ばされそうです。
天気予報では、午後から雨。
川内川河口(対岸に火力発電所が見えます) |
清掃前です。
ナゾの網 |
電球(この日私は3個拾いました) |
こんなものに驚いていた清掃前が懐かしい。
この後もっとすごいものを見つけることになろうとは・・・。
とりあえず、約束の10:30に集まった4人で清掃開始。
花粉症のおじさんもがんばります |
市役所の環境課でもらったボランティア用のゴミ袋が大活躍。
10枚もらったけど全然足りませんでした。
海岸のごみがこんなに大きいものばかりだなんて、
市役所の人も私も海岸清掃を甘く見てました。
燃やせるゴミ用はブルー |
途中で若者ふたり参加。
鹿児島市から来てくれました |
水俣からも応援が。
農業スタイルがきまっています。
鎌持参です。
海岸清掃のやり方を教わりました |
午前中で軽トラックの荷台がいっぱいになりました。
広い海岸を重たいごみ袋を持って移動するのはけっこうな重労働。
持ちきれなくて置き去りにしてきたごみもたくさんあります。
燃やせないごみ袋も使用 |
持参したお昼ごはんを食べた後、
水俣チームはウミガメ監視員Nさんの家にお見舞いに。
Nさんのお庭が海岸清掃のプラスチックごみだらけなので
いっしょにお掃除・・・、と思ったら、
いつも写真を撮って県に報告した後に、
2トン車で捨てに行っているのだとか。
この海岸はごみだらけ、と思ったけど、
Nさんがずいぶん片づけた後なのかもしれません。
午後は、拾ったゴミの分別とたき火です。
火をつけるのが得意という人が・・・ |
風が強いのでよく燃えます。
本当は本部から「炭焼きをして鉄といっしょに海に沈めましょう」
という指令が出ていたのですが、
一斗缶や煙突を持って行くのが面倒だったので省略。
火は楽しい♪ |
たき火が燃える間その辺を散策です。
サラサラでとってもきれいな砂♪ |
もうすぐこの浜は埋め立てられて
原子力発電所になる予定なので、
ボーリング調査をしています。
今日はボーリングはお休み |
ここから先が埋め立てられるのでしょうか?
手作り看板が立っています。
埋立て予定地境 380m |
看板の向こう側、埋め立てられる場所に
昨年のウミガメ産卵の印があります。
ブイを使用したタイプ |
ポリタンクを使用したタイプ |
どちらかというと、
埋立て予定地の方にたくさん産卵の印があります。
発泡スチロールを使ったタイプ |
この浜は川から流れてきた竹が
たくさん砂の中に埋まっているので、
カメが掘りにくいのだとか。
だから河口から離れた埋立て予定地の方に
たくさん産卵しているのかもしれません。
・・・と、突然、
海岸線を歩いていた一団がにぎやかになりました。
手に死亡漂着したエイを持っています。
現場で写真を撮って記録をするという基本ができてません。
しっぽをつかんで嬉しそうにこちらにかけてきます。
「何か大きさを比べるものを置いて写真、写真」
と本で学んだ知識で発言をすると、
たばこを置こうとする若者がいたり、
横に自分が寝そべろうとするおじさんがいたり。
結局帽子を置いて大きさを比べる |
無事写真を撮ったのでお墓を作りました。
エイのお墓 |
油性マジックを忘れたので、
「エイのお墓」と書くことができませんでした。
メジャーと油性ペンは必携でした。
15:00になったので、
たき火を消して帰ろうと思っていたら、
またまた参加者が到着。
と思ったら、
高木基金からのお客様と
そのお客様を案内して来た
鹿児島市の方々でした。
若者とおじさんは帰宅。
私たちはまた埋立て予定地に後戻りしてご案内です。
きれいな砂浜♪ |
小高い丘の上は九州電力の土地。
ちゃんと監視カメラもあります。
「あれ?あの人たちまた来たよ」 |
今度は死亡漂着したサメを見つけました。
本日2度目です。
写真でしか見たことがなかった「死亡漂着」を
ナマで2度も見てしまいました。
サメの写真を撮る高木基金からのお客様 |
今度はなぜかスコップを持って歩いていた私。
スコップを置いて撮影です。
大きさは1mくらいでしょうか。
愛用のスコップとサメ |
そして、またまたお墓づくり。
油性ペンがないのでボールペンで
日付と「サメのお墓」という文字を書きました。
サメのお墓 |
それにしても、
清掃後にこのような展開が待っていようとは・・・。
山育ちで海に縁がなかったので、
海岸清掃は初めてだった私。
海岸清掃に必要なものが少しわかりました。
・ メジャー (死亡漂着した生物の大きさを測るため)
・ 油性マジック (死亡漂着した生物のお墓に字を書くため)
・ 温度計 (海水温を測るため)
・ スコップ (死亡漂着した生物のお墓を掘るため、大きさを測るため)
・ カメラ (死亡漂着した生物の写真を撮るため)
そして
「岩場に貝が全然いない」
と驚いていたお客様。
そういえば、海に来たのに
誰も海の水に触らなかったような・・・。
この日他の場所で海岸清掃をしていた人たちはどうだったのでしょう???
その後、家に帰ってごみ満載の軽トラックを
車庫に入れた途端雨が降ってきました。
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