私が住む薩摩川内市区からは
4人の候補者が3議席を争っていました。
現職の自民党議員さんが3人に
無所属新人のとおじまさん。
この中でとおじまさんだけが反原発を訴えていました。
選挙ポスターにも「3号機増設見直し」 |
3号機増設の話が出てきてから2年余り、
薩摩川内市民は常にこの問題に向きあってきました。
市の原発特別委員会、市、県と、
増設に向かってシナリオ通りに突き進んでいく中で、
「もうこれしかない」という手段が今回の選挙でした。
とおじまさんは産廃問題にも関わっています。
今回の選挙は産廃の反対運動の方々も頑張っていらっしゃいました。
私も不勉強でよく知らなかったのですが、
日本各地の産廃で「シートが破れる」「地下水汚染」などの問題が起きているそうです。
市の広報だけを見ていたのでは分からなかったことばかりです。
こういうことは原発の問題によく似ています。
「原子力広報薩摩川内」などで繰り返しきれいで安全な部分だけを見せられるのです。
そして「もうこんなにお金を使っているんだから仕方がないのですよ」と思わせられるのです。
電源立地交付金による事業紹介 「原子力広報薩摩川内No24」 |
以前署名活動をしていたときには
「もうあんなにホテルがいっぱい建っているんだから
原発作らないわけにはいかないんじゃない」
という人もいました。
なぜホテルと原発が関係あるかというと 工事や定期検査でたくさん人が入るからと言われています |
自民党議員が議席を独占していたことと
その間に産廃や原発の建設が持ち上がったことには何か関係があるのでしょうか?
それとも偶然でしょうか?
(議員活動の成果かも…)
話はもどって、
選挙の結果はとおじまさん当選でした。
選挙前に私が声をかけた人は
「とーじまさん?誰?」
という反応を示す人が圧倒的多数。
「原発反対しているのは○○さん(自民)だけでしょ。」
という勘違いの人や、
「とおじまさんがひっちゃれるってみんな言ってるよ。」
という人も。
でもちゃんと説明をしたら、
「原発に反対してくれる人を選ばないとね。」
という人がほとんどでした。
福島の事故がなければここまでの結果はなかったかもしれません。
それを思うと複雑な心境でもあります。
でも、選挙で終わりではありません。
産廃はもうじき着工とのうわさもあります。
原発も「あの時もっとがんばって止めていれば」
ということになってはいけません。
市民の声を届けるパイプができたので、
声をあげなくでは!です。
デモやイベントに比べると
議会の傍聴や陳情書を書くことは地味ですが、
みんなでやると楽しいかもしれません。
まずは意思表示! |
全国各地で脱原発デモに初参加した方がたくさんいらっしゃったようです。
今度は地元の議会に若い人がたくさん傍聴に行くというのもよいかもしれません。
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