北側の砂浜に移動。
こちらは久見崎海岸と呼ばれます。
すぐそばに小学校もあります |
川内川の河口に位置するこの海岸には
川から流れてきた砂がどっさり堆積して、
松林が連なるとても美しい海岸だったそうです。
与謝野鉄幹、晶子夫妻を
久見崎海岸に案内したという写真も残っています。
昔の砂浜行ってみたい |
砂浜の南側に見える山の向こう側に
1,2号機があります。
3号機はこの山の部分を削って作られるそうです。
久見崎海岸から南を見る |
そうすると残る砂浜は380m。
魚の保育園と呼ばれる大河川の河口にある砂浜を
埋め立ててしまうことについては、
いろいろな意見があるようです。
ここにもありました。
ウミガメの産卵のマーク。
昨年の8月20日に54匹が旅立っています。
カメが産卵した場所 |
昨年久見崎海岸で卵を産んだウミガメのお母さんは25頭。
「毎年同じカメが帰ってくる」
というNさんに
「どうしてわかるんですか?」
と尋ねると、
「足跡の幅でわかる」
のだとか。
「本当ですか~!」
と驚いていると、
「さあ・・・」
というあいまいな返事。
でも何千匹に1匹しか大きくなれないウミガメなので、
大きくなって産卵に来るということはすごい確率なのだとか。
話はもどって、
昨年久見崎海岸で25回観測された産卵のうち、
3号機増設のために埋め立てられる砂浜での産卵は20回でした。
残される砂浜380mの産卵は5回。
2009年ですが、「MBCウミガメール」に
久見崎海岸の初産卵のことが報告されていました。
ウミガメボランティアさんは
足跡をたよりに産卵場所を探して、
足跡をたよりに産卵場所を探して、
丁寧に掘り出した卵を、
大きさを測ったり、数を数えたりして、
寄田海岸に作った孵化場に運ぶようです。
毎日海岸に行って足跡を探したり、
卵を掘ったりするのは大変なご苦労です。
さらに、産卵で上がってきたカメのために
流木を片づけたりという清掃作業があります。
ひと口に流木と言っても大きいものはすごい重さです。
ひとりでこの仕事を続けてきたNさん。
この日午前中は病院でした。
「来週入院することになった」
いつもどおりお元気そうなので
「あっちも、こっちも」
と動かさせてしまいました。
何というタイミング。
1週間遅かったら、
Nさんはベッドの上だったかも。
どうしてこの日にNさんに会うことになったのか、
とっても不思議。
でも一番不思議なのは、
「午前中病院に行く」と聞いておきながら、
午後海岸案内を頼んだ私。
「入院する」と聞いた後にも、
別の海岸に案内させてしまいました。
「普通遠慮するでしょ」
と後から気がつきました。
・・・どうして気がつかなかったのでしょう??
河口側の防波堤には釣り人がたくさん。
年に何度も砂浜の形が変わるのだとか |
波がいってしまいました |
靴が濡れてしまいました |
波を追いかけたり、
波に追いかけられたりしながら
水温を測って・・・、
こちらの海岸は13.5度でした。
決まりでは「取水と放水の差が7度以下でなければならない」
ということなのでOK!
・・・のようですが、
放水口が向かっている沖合の方で測るともっと高いのだとか。
・・・7度以下?
再取水の疑いも |
これが3号機完成予想図です。
土捨て場は松林を切り倒すそうなので、
こんなに緑色になるかどうかわかりません。
砂浜への影響などはどうでしょうか?
3号機の放水口がかいてありません |
ウミガメはこれからも産卵に来てくれるでしょうか? (完)
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